ホリエモンよ正論なんだけどトヨタの解は現実的なんだよ
国内では、さまざまな種類の開発が続くエコカー。世界は今、どこを見ているのか。ホリエモンこと堀江貴文氏が指摘します。
世界の自動車の次世代の潮流は完全にEV(電気自動車)であると。多くの国ではベースロード電源として原子力発電が使われている。原子炉は一旦稼働したら、停止して再稼働するのが大変なので、ずっと稼働し続ける。そのため電力需要が少ない夜間はどうしても電力があまってしまう。実は、EVはその時間の安い電力を使って蓄電するための分散型蓄電インフラとしても期待されているのであると。
そうした社会インフラとしての期待がある上に、EVは自動車の部品点数が一般的な自動車と比べて極端に少ない。究極のEVはインホイールモーターというホイール一つ一つにモーターが入っている形であると。
トヨタなどはFCVのような燃料電池車を推進することで新たな参入障壁をつくろうとしているが、明らかに世の中の動きに逆行していることは間違いないと。ハイブリッド車にしてもEVへの移行をできるだけずらそうとしている後ろ向きな動きだと思われる。米国のカリフォルニア州で、ハイブリッド車がエコカーの定義から外されたのも当然の結果だろうという。
そうそう。ホリエモンさん、アンタの言うことは正論ですよ。でも世の中、正論だけで成り立たないということもアンタはわかっているはず。
トヨタがEVを避けているのはご指摘の通りです。ではなぜか。トヨタには、膨大な下請け業者がいるのですよ。また、下請け業者を拡げることもトヨタの戦略なのです。
EVが主流になったら、ご指摘の通り、部品数が極端に少なくなります。トヨタにとっては下請け業者を潰すことになるのですよ。
そこで思いついたのがFCVなのです。このままEVの勢いが増すのを、一刻も早く止めなければならない。そこで特許も公開したわけです。
FCVの部品数は、ガソリン車と遜色ないでしょう。水素タンクに至っては、あんなモノを自動車に積むなんて考えられません。
私の持論では、ハイブリッド車はエコカーではありません。3~4年で寿命となる電池は膨大な社会ゴミとなります。
ではどうすればよいか。先日も書きましたが、普通のガソリン車のカローラがいいですね。それも80年代のカローラが最高だと思います。
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コメント
FCVはトラック等の駆動負担、インフラ整備を国民に求めたいだけですよ。
「ミライ」に未来はありません。
どこかかぶりますね。
燃料消費をあげる為の国策で大型車に固執して自社を滅ぼした、アメリカの車メーカーの姿に。
投稿: TIER1社員(元国賊の懺悔) | 2017年12月 1日 (金) 03時00分