列車は切符を買って乗るんだよ
全国の私鉄やJRなど11の事業者・団体が発行する計10種類のカード型IC乗車券の相互利用が23日、始まりました。
鉄道52、バス96の計148事業者(重複6)をカバーし、全国約9000駅の半分近い4275駅の自動改札機を1種類のカードで通過できるそうです。
IC機能が付随した携帯電話を含め、これまでに10種類で計約8198万枚が発行されているとか。
私は、4年半ぶりに愛知県外へ出ました。車を使って近畿圏へ移動し、知人に宿をいただいての旅でした。
カネが無いから宿のお礼は米でした。カネが無いから車にはナビはついていません。カネが無いから有料道路を通行できません。それでもなんとかなるものなんですよ。
車を置いて、JRで繁華街へ飲食へ行きましたが、もちろん切符を買って乗りました。もう1名の知人も切符を買って乗りましたよ。どころか、その土地へ訪れた記念にと、JR主要駅での入場券を買ってきました。
IC乗車券ってそんなに便利なんですか?クレジットカードから始まり、何でも電子マネーにすると、買い物の感覚が身につきませんよ。
私は受験産業に身を置く者ですが、この頃の中学生は、百分率などの感覚がわからないみたいです。きっとスーパーのチラシなど見ないのでしょうね。見たとしても「△割引」なんて書かれていても何のことやらわからないのです。
中にはマイナスの加減算さえできない中学生も珍しくなくなりましたよ。「ゆとり教育」恐るべしです。きっと携帯を含めた電子マネーを使っているのか、私の接する家庭が裕福なので、手持ちの現金が足りないという場面に遭遇しないのかですね。
2014年4月 に消費税率が8%になります。15年10月にスグに10%になりますから、その間は、現在は価格の総額表示が義務づけられていますが、平成29年3月までの時限措置として「税抜き価格」の表示を認めることになっています。
「ゆとり教育」の世代は百分率はわからないんですよ。「税抜き価格」の表示になったら、自分がいくら払うのかわからないでしょうに。でもICカードなどの電子マネーなら便利だから関係ないですよね。現金で買い物をしないなんて、私のような貧困家庭には考えられないことです。
そうして内需が拡大すればいいかもしれませんが、何かイヤな世の中だよね。
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